お口の健康コラム

虫歯予防の方法と定期検診の大切さを理解して、歯科医院を上手に活用しましょう!

今回は虫歯予防について考えていただきたいと思います。
ホームケアの方法だけでなく、歯科医院を上手に活用した虫歯予防でさらに効果アップできる方法をお伝えします♪

虫歯予防は歯磨きだけではダメ!?効率的な虫歯予防のためにできることとは?

歯磨きでは虫歯を100%予防できない

「虫歯予防の方法といえば?」と言われたら、まず「歯磨き」と考える人が多いでしょう。 確かに歯垢が歯面に付着していなければ、虫歯は予防することができます。

しかし、歯ブラシでしっかり歯みがきしている人でも、全体の約60%程度の汚れしか落とすことができないといわれています。

歯ブラシの毛先が届かない部分から虫歯になり、気づかないうちに進行してしまうということはよくあることなのです。

では、どうすれば虫歯を予防することができるのでしょうか?

まずは虫歯の特徴を参考に予防策を実施しましょう

虫歯は環境によって、できかたが異なることは前のコラムでもご紹介しましたね。

ひとくちに「虫歯」というくくりの中でも発症する要因や進行度合いがいくつもあり、環境や年代によっても異なるのです。

個々に合った虫歯予防法を実践することが、一番の予防法になるでしょう。

しかし、自分に合った虫歯予防法って、自分で解るものでしょうか…。

どんな虫歯予防法をすればよいのか迷ったら?

生活習慣や環境、年代的なことはわかっても、お口の特徴や唾液の性質、歯並びなどの判断はなかなか難しいと思います。

そんな時は、ぜひ歯科医院の定期検診システムを利用していただきたいのです!

「虫歯になって行くところ」という認識はもうひと昔まえの話。

今や歯科医院は、虫歯になっていなくても予防のために通っていただきたい場所です。

というのも、通常病院は「どこか不調が起こった際に行く場所」ですよね?予防接種や人間ドッグなどもありますが、直接的に病気を予防するための処置とは言えませんよね。

歯科は、「虫歯」や「歯周病」などを治療する施設でもありますが、歯磨きやお薬による処置、生活習慣改善など幅広い分野で病気の予防につながるお手伝いができます。

「歯科」だけが、医療界で唯一、「病気の予防ができる医療施設」なのです。

歯科医院を上手に活用して虫歯を予防しましょう!

歯科医院の「定期検診」の重要性

お口の中は日々環境変化します。特に幼い頃は歯が生え、乳歯が抜けて大人の歯に交換します。顎も成長し、歯並びも抜け変わりと共に変化します。

そのような大きな変化が、産まれてから12年前後の間に急速に進むのです。

ですから、大人になって受けるような年に一度の健康診断のようなペースでお口を診ていては遅い!特に子供のお口は変化が著しいため、定期的にプロの目で管理してもらうことをおすすめします。

定期検診はどれくらが良いの?

定期検診の間隔設定は、歯科医院によって細かな違いがあるかも知れませんが、3~4カ月に1度のペースで年に3~4回の割合でお口の検診をする歯科医院が多いでしょう。

他には、虫歯になりやすいお口の環境であったり、お口の機能の状態などによって、検診のペースが短いほうがよい場合もあります。

自分でペースを決めるのではなく、歯科スタッフが患者のお口の状態に合わせて次の来院ペースをご提案します。

そうしていくことで、虫歯の予防にもなりますし、もしも虫歯ができてしまったとしても早期発見・早期治療することができます。

お子さんのお口に対する意識が向上します!

また、お子さんに関しては、定期的に歯科医院へ通うことで、「歯科」というものへの恐怖心が払拭され、自立心も芽生えるキッカケになります。

また、定期的にお口の管理を続けることで、自分のお口に関心を持つという意識が高いお子さんになります。 このような習慣が身に付くことで、ご両親の手を離れ始める時期が来ても、自分の健康は自分で守ることができるお子さんへと成長していくきっかけになると思います。

歯科医院ではどんな虫歯予防ができるのでしょうか?

プロフェッショナルケアを受けることができる

シーラントやフッ素塗布、歯のクリーニングなどは自宅でおこなうことができません。

歯磨きだけでは完全にできない虫歯予防。そこにプラスして虫歯予防率を上げるお手伝いをしてくれるのです。

1.シーラント予防

奥歯には前歯と違って噛み合わせがあり、そこには細い溝が複雑に走っています。この歯の溝に磨き残しが多く、虫歯になりやすい場所のひとつなのです。

そこで、深く切れ込んだ溝の部分にシーラントという光に反応すると固まる性質の薬剤を流し込みます。こうして溝を浅くすることで溝に汚れが残らないように施し、虫歯予防を促す施術です。

2.フッ素塗布

「フッ化物」は自然界にも多く存在する天然成分です。これには酸によって溶かされた状態の歯を再石灰化(さいせっかいか)という作用によって、再び質を強化し、溶かされている状態にブレーキをかけてくれる役割があります。

また、質の強化によって、虫歯に対する抵抗性を高めることにも繋がります。

歯科医院で塗布するフッ素は、市販の歯みがき粉などに配合されているものよりも効果が高いものとなっています。

3.歯面のクリーニング

歯の表面には、歯磨きでは落しきれない汚れが沈着してしまうことがあります。たとえば歯垢が石灰化してしまった歯石や、濃い食べ物の色やお茶の茶渋など。

これらを専用の器具を使用してクリーニングし、沈着物はもちろんのこと、虫歯菌が住み着く歯垢も除去し、清潔な歯と、虫歯予防を兼ね備えた処置です。

食事やおやつの指導が受けられる

虫歯は甘いものを食べただけではできないということは、先にもご紹介したので周知していただいていると思います。

虫歯を予防するためにはどんな飲食物が良く、どんなものを控えればよいのか。これはお口の環境や生活習慣、年齢で異なることもお話ししました。

歯科医院ではこのような個々の背景をくみ取り、その人に合った食事やおやつのアドバイスを受けることができます。

たとえば、虫歯ができる条件として、虫歯菌が糖を分解するために出す酸が歯を溶かす原因となるのですから、少しでも早くお口の中を中和する作用が働くように「ダラダラ食いをしない」「おやつの時間と回数を決める」「1回に摂取する砂糖の量を考慮しておやつを選ぶ」などの詳細なアドバイスを個人に合わせてしてくれます。

セルフケア法の指導・アドバイスをしてくれる

定期的に歯科医院を受診しているからと安心してしまってはNG!

毎日のセルフケアをしっかりと行ってこそ、定期検診でのことが活かされてくるのです。

歯科医院で教えてもらえるセルフケアとはどんなものがあるのでしょうか?

1.個々に合わせた歯みがき指導

お口の大きさ、歯並び、お口の環境と個々によってさまざまです。

歯科医院では歯科衛生士さんがそれぞれのお口の状態に合わせて、丁寧に歯磨き指導をしてくれます。 今まで自己流で気づかなかった部分に汚れが残りやすいことや、歯ブラシの動かし方なども気づくことができるので、セルフケアの大きな手助けとなります。

そしてずっと同じ磨き方ではなく、お口の変化にも対応したアドバイスをしてくれますので、ぜひ歯科医院でのブラッシング指導を習得していただきたいと思います。

2.デンタルフロスの使い方

デンタルフロスは歯ブラシの毛先が届かない歯と歯のすき間に溜まった歯垢の除去に効果を発揮します。 歯ブラシでの歯磨きにデンタルフロスをプラスすると、60%だった歯垢除去率が80%以上に上がるという報告があるように、細かな部分の汚れを落とすことのできるアイテムです。

ただし使い方にコツが必要で、歯の丸い面に沿わせて使うことや、歯並びが重なっている人、矯正中の人など、糸の動かし方などのアドバイスを受けたほうが効率がよいお掃除ができることでしょう。

3.歯間ブラシの使い方

歯ブラシとデンタルフロスに加え、歯間ブラシも使用することで、さらに歯垢除去率がアップすると言われています。

デンタルフロスは歯と歯の間が詰まっている人には有効的ですが、逆に歯と歯の間が開いている場合や、矯正中でフロスが通せない場所などには歯間ブラシのほうが有効的なのです。

歯間ブラシはサイズがさまざまで、自身の歯のすき間に合ったものでないと効率よく汚れを落とすことができません。

また、挿入のしかたなどもプロに習っておくことで、歯ぐきなどを傷つけたりせず安心して清掃することができます。

まとめ

最近ではオーラルグッズも豊富に市販されており、効果別での歯磨き粉の種類も豊富ですし、洗口液や液体歯磨き、美白効果のあるものなどさまざまです。 ただしこのようなグッズも、有効なケア能力を備えていてこそ効果を発揮します。 虫歯予防に関しては毎日のセルフケアがとても重要ですが、誤ったケア法ではせっかくおこなっていても思うように効果があがらないという事態になってしまいます。 まずは歯科医院での定期検診で、プロの目や技術でのチェックとケアを受けましょう。 そしてプロからの指導をうまく導入し、日々のセルフケアに上手に役立てることが、虫歯予防効果のアップにきっと繋がりますよ。

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418 編集部
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