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お口のQ&A

矯正の不安?矯正の費用?答えがあります!

矯正をどこでおこなうか決めるため、複数の歯科で相談しても良いでしょうか?

はい、1医院で決める必要はありません

矯正を受けたいと思ったら、「矯正歯科」と標榜された歯科医院で探されるのではないでしょうか。ただし、矯正専門の資格を持っていないと矯正治療ができないといった決まりごともないため、正直なところ歯科医院によって技術力に差があるのが実状です。

かかりつけの歯科医院で矯正を勧められたからといって、その歯科医院で必ず矯正を受けなくてもよいのです

そこで、矯正医を選ぶひとつの基準として、認定医や専門医を探してみるのもよいでしょう。認定医とは、矯正専門の歯科医師として研修を受け、書類審査で取得する資格。専門医は臨床経験数やさまざまな厳しい基準をクリアした歯科医師のみ与えられる資格ですので、認定医よりも経験や知識はあるという目安になります。 高い知識や技術があるということは、治療方法の選択肢も広がる可能性が高いですし、ご自身で納得のいく治療法を探したいと思われる方は、いくつか初回の相談や診断を受けてみるのもよいでしょう。

保険適応外の矯正治療ですから、初回の相談料や診断料も数万円かかります。

 何件も相談していれば、トータル金額としては増えてしまうので、そのあたりも考慮して選択されることをお勧めします。 また、専門医や認定医をわざわざ取得する手続きをおこなわずとも、臨床経験が豊富で技術力の高い歯科医師もいらっしゃいます。認定医や専門医はあくまでも目安と考えましょう。矯正は長期的な治療ですから、自身が納得のいく治療をしてくれる先生と出会えることが一番です。

矯正の金額はどれくらいかかりますか?

 

矯正治療はほとんど保険適応外のため歯科医院によってさまざまです。

自費診療である矯正治療を受ける場合、その歯科医院が設定した金額になるため、医院ごとに料金に差があります。

ただし、目安となる金額はありますので、どのような施術にどれ位かかるのか、あくまでも参考にしていただければと思います。 矯正治療はすぐに開始するのではなく、装置を装着する前に診査や検査をおこないます。

・初診料(相談、カウンセリングなど)無料~5,000円程度

・検査・診断料(レントゲン、歯型、顔貌写真など)50,000~100,000円程度

・基本料(表側ブラケットワイヤー矯正の場合)600,000~1,000,000円程度

・矯正期間中調整料(調整技術料、交換装置代など)2,000~5,000円程度※1ヶ月に1度のペース ・矯正期間終了後の保定装置の料金

・矯正終了後経過観察 2,000~5,000円程度 ※3~6ヶ月に1度程度

総額で考えると、スタンダードな表側矯正で1,000,000円前後かかることがほとんどで、舌側矯正やマウスピース矯正、顎を広げる装置をプラスする場合など、金額がアップします。 矯正期間が長くなればなるほど毎月の調整料はかかりますので、総額は増えることになります。 矯正期間は歯並びの度合いや矯正の進み具合、年齢によっても違うため、どの時期に始めるのかや、どのくらいかかりそうなのかを歯科医師と相談し、しっかり納得した上で始めるようにしましょう。

裏側だけの矯正とはどんなものですか?表側の矯正とは違うの?

 

表側の矯正と歯を動かすプロセスは同じですが、目立ちにくいメリットがあります

側矯正を「舌側矯正(リンガル矯正)」といい、矯正のプロセスは歯の表側に装置を付ける一般的な矯正法と同じです

一般的な表側の矯正とは、歯の表面に「ブラケット」という装置を取り付け、そこに形状記憶のワイヤーを通します。ワイヤーがもとのアーチに戻ろうとしてかける力で、凸凹になっている歯を誘導して並べていく方法です。月に1度のペースで少しずつワイヤーを調整しながら、歯をゆっくり動かします。ほとんどの症例に対応できる方法ですが、デメリットとして「目立つ」ということが挙げられます。ブラケットも金属ではなく透明な素材のものがあったり、使用するゴムの色が選べたりと、一昔前の矯正法よりも目立ちにくい工夫はされていますが、人前に出る仕事や、学校で「どうしても矯正していることを気づかれたくない」という方もいらっしゃるでしょう。舌側矯正は歯の裏側にブラケットを装着し、裏側からワイヤーの力を加える矯正法ですので、よほど大きな口を開けることが無い限りは見えることはないため、そのような方にはおすすめの方法です。 ただし料金的には表側矯正よりも高額であること。食べ物が引っかかりやすく食事がしにくいこと。歯ブラシが届きにくく、矯正中に虫歯や歯周病になるリスクは表側矯正よりもさらに高くなること。 舌側に装置があるため、発音がしにくくなることなどのデメリットは考慮する必要があります。 お子さんにおこなう場合はデメリット部分が大きな負担になることも多いため、よく検討の上選択されることをお勧めします。

 

矯正するために奥歯を抜くと言われました。抜かないとできないのでしょうか?

 

全てではありませんが、どうしても抜歯をしないと動かすのが難しいケースがあります

矯正治療を行う上で、もちろん抜歯をせずに歯を並べることができれば理想的です。しかしスペースの問題や、のちに悪影響を及ぼす可能性がある親知らずは、矯正を始める前に抜歯をすることがあります。

よくあるケースとして、小臼歯を前後左右対称に4本、親知らず4本の抜歯をおこなうことがあります。中には親知らず4本と小臼歯4本の8本も抜歯と言われて気が重いという方もいらっしゃるのではないでしょうか?けれども矯正は歯がきれいに並ぶことだけが目的ではなく、上下左右の咬み合わせも正しい位置に導くことが必須。そう考えると、左右対称の歯4本抜歯しないとバランスが取れないのです。

そもそも抜歯をする理由というと、顎が狭く現状では歯がどうしても並ばない場合のスペース確保のためや、顎を広げてスペースを確保できる限界値を越えているスペース不足などがあります。

無理に抜歯をしないまま矯正をおこなうことでデメリットの方が大きい場合は、抜歯して歯並びを整えた方がよいと提案されることが多いでしょう。

抜歯せずに矯正治療がおこなえるかどうかは、実際に詳しく診察・検査してみなければ判断できません。もちろん抜歯せずに矯正が可能な場合もありますので、矯正専門医と相談して決断してくださいね。

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418 編集部

専門家によるお口の子育て情報配信、コラムやQ&Aで“健口”知識をわかりやすくお伝えします! 418プロジェクトは、健康と笑顔あふれる社会を目指し、虫歯予防・健康・発育・食育を楽しく学ぶプロジェクトです。一緒に虫歯ゼロ活動に取り組みましょう☆

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