お口の健康コラム

歯ブラシのリサイクルでSDGsを考える!歯ブラシがゴミにならないサイクルへ

歯ブラシのリサイクルでSDGsを考える!歯ブラシがゴミにならないサイクルへ

こんにちは!ヒガシです。

近年SDGsの取り組みを耳にすることも多く、SDGsの目標を達成するためにさまざまな企業が力を注いでいます。なかでも「プラスチックゴミを減らす」ことは、レジ袋やストローなど皆さんの身近なところで取り組まれている活動ではないでしょうか?

プラスチックでいえば、歯ブラシもプラスチックでできています。しかも歯ブラシは消耗品のため、捨ててしまうと大量のゴミとなってしまいます。

ですがご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、歯ブラシはリサイクルが可能です。一人ひとりの心がけが、環境を守る活動につながります。

今回は、そんな歯ブラシのリサイクルについて、どんなものにリサイクルできるのか、どんな流れでリサイクルしていくのかなど、詳しくご紹介していきます

 

歯ブラシはリサイクルができることをご存知ですか?

歯ブラシはリサイクルができることをご存知ですか?

「皆さんは、歯ブラシを月に1回交換していますか?」

「やってるよ〜」という方もいらっしゃれば、「交換するのを忘れがちで、1ヶ月過ぎてしまうことがよくある」という方もなかにはいらっしゃるのではないでしょうか?

ちなみに歯ブラシは、「月に1回交換」することが推奨されています。これは、歯ブラシを使っていると毛先が開いてきて本来の歯ブラシの清掃能力が落ちてしまうことや、気付かないうちに歯ブラシに細菌が繁殖してしまう可能性があるためです。

月に1回歯ブラシを交換するということは、1年間に歯ブラシをひとり12本使うことになり、職場用やお出かけ用の歯ブラシも合わせると、それ以上ということになります。

そうなると、大量のゴミが出てしまいますよね

ですが、2015年にLIONさんとテラサイクル合同会社さんとが提携して、ハブラシ・リサイクルプログラムが開始され、ゴミになるはずだった使用した歯ブラシがリサイクルできるようになりました

これはリサイクルをすることで循環型社会へと導くとともに、歯と口の健康のために1ヶ月に1回の定期的なハブラシ交換を促す目的があります。

 

LIONとテトラサイクルが取り組む歯ブラシのリサイクル

LIONとテトラサイクルが取り組む歯ブラシのリサイクル

LIONとテトラサイクルの取り組み

出典:LIONハブラシ・リサイクルプログラム

LIONとテトラサイクルの「ハブラシ・リサイクルプログラム」では、2022年1月時点で回収拠点が「976拠点」、また回収した歯ブラシの本数は「約96万本」に及びます。

つまりゴミになって処分されるはずだった96万本の大量の歯ブラシが、すでにリサイクルされているのです

 

LION以外の歯ブラシもリサイクルOK!掃除に使った歯ブラシも生まれ変わる

LION以外の歯ブラシもリサイクルOK!掃除に使った歯ブラシも生まれ変わる

出典:テトラサイクルハブラシ・リサイクルプログラム

ハブラシ・リサイクルプログラムでは、家庭で使用したハブラシを回収しています。これはLIONさんの歯ブラシでなくとも回収してもらえます。

しかも、歯を磨いたあとの歯ブラシはもちろん、家の掃除に使った歯ブラシも回収してもらえます

ただし、以下のような受け入れ不可能なものもあります。

  • 電動歯ブラシ(本体・付け替えブラシ)
  • 天然毛(豚毛・軟毛など)
  • 歯間ブラシ
  • デンタルフロス
  • 使い捨てハブラシ(業務用ハブラシ)
  • ハミガキチューブ

これらは歯磨きに関連するものではあるものの、一緒に混ぜてしまうとスムーズなリサイクルの妨げとなってしまいます。リサイクルをする際は、必ずルールを守りましょう。

 

歯ブラシをリサイクルすると何になる?

歯ブラシをリサイクルすると何になる?

出典:LIONハブラシ・リサイクルプログラム

歯ブラシをリサイクルするにしても、その後回収された歯ブラシがどんなものにリサイクルされるのかは、やはり気になるところですよね。

実際に「ハブラシ・リサイクルプログラム」で集められた歯ブラシは、さまざまなプラスチック製品に生まれ変わっています

リサイクル15cm定規

たとえば植木鉢や、定規などに生まれ変わっています

使用済みハブラシはどうやってリサイクルしているの?

使用済みハブラシはどうやってリサイクルしているの?

リサイクルの工程

リサイクル成形加工の工程

出典:LIONハブラシ・リサイクルプログラム

使用済みハブラシはどうやってリサイクルしているのかというと、まずは回収した歯ブラシを粉砕し、必要・不必要な部分を分離します。そして、使える部分の資材を「ペレット」という粒に仕上げます。

このペレットの粒はプラスチック製品の原料となり、数mm程度のリサイクルしやすい形状のものです。

このペレットまで仕上げれば、あとはペレットに色をつけたり形を変えたりできるため、ハブラシから集めた資源をいろいろなリサイクル製品へ加工することができます

 

歯ブラシはどこで回収しているの?

歯ブラシはどこで回収しているの?

出典:LIONハブラシ・リサイクルプログラム

歯ブラシを回収しているのは歯科医院をはじめ、さまざまな施設でも回収しています。身近なところに回収地点がないか確認してみましょう!

ちなみにホテル・旅館などの参加は一部制限がありますが、ハブラシ回収プログラムは基本的に誰でも登録できます

ただし以下の情報登録が必要です。

必要な情報
  1. 回収ポイントを監督する代表者
  2. 代表者Eメールアドレス 
  3. 発送する住所

※回収拠点は、こちらをご確認ください。

 

歯ブラシを回収したらポイントが貯まる!寄付やリサイクル商品へ交換できる

リサイクル植木鉢リサイクルで寄付

出典:テトラサイクルハブラシ・リサイクルプログラム

歯ブラシをリサイクルして新しいものに生まれ変わったら、それだけでもうれしいことですが、じつは「ハブラシ・リサイクルプログラム」では歯ブラシ回収の度にポイントがもらえます

ハブラシの回収は2㎏から受け付けており、2㎏で400ポイント付与されます。(※2㎏未満だった場合は、ポイント対象外になります)

貯まったポイントは歯ブラシのリサイクルで作った植木鉢に交換したり、川の清掃の活動費やその他にもさまざまな寄付先に寄付したりすることも可能です。

418projectロゴ

また418PROJECTサポーターの横須賀市林にある「はる歯科クリニック」さんや、

はる歯科クリニックロゴ

はる歯科クリニック

はる歯科クリニックさんのホームページはこちら

群馬県邑楽郡邑楽町にある「るか歯科医院」さんでも、歯ブラシの回収をしており、この「ハブラシ・リサイクルプログラム」の活動に取り組まれています。

るか歯科医院ロゴ

るか歯科医院

るか歯科医院さんのホームページはこちら

お近くにお住まいの方は、ぜひお問い合わせください。

 

まとめ

まとめ

出典:LIONハブラシ・リサイクルプログラム

歯ブラシの交換は歯の健康を守るために必要ではあるものの、消耗品のためどうしてもプラスチックゴミが出てしまいます。

ですがLIONさんとテトラサイクルさんの活動で、今ではその歯ブラシもリサイクルすることでゴミを出さずに済むサイクルができています

ちょっとした心がけでゴミになるはずだった歯ブラシは、新しいものに生まれ変わり、そしてそこで得たポイントで歯ブラシの回収先を通して寄付をすることも可能です。

SDGsの目標を達成するには一人ひとりの心がけが、大きな力になります。お口の健康を守りつつ、皆さんで地球の環境も守っていきましょう

ABOUT ME
東 里佳 (歯科衛生士)
2つの歯科医院で14年間勤務したのちに、2020年から歯科衛生士ライターとして活動しています。これまでの歯科衛生士としての経験を活かして、多くの方が「知りたい!」と思う歯科の疑問にわかりやすくお答えしていきます。418PROJECTでは歯科ブログの執筆、Instagramの運営に携わっています。