お口の健康コラム

自粛ストレスを「噛むこと」で解消?幸せホルモンを増やして快適な毎日を過ごそう

自粛ストレスを「噛むこと」で解消?幸せホルモンを増やして快適な毎日を過ごそう

こんにちは!ヒガシです。

今回は、コロナ禍でストレスが溜まりやすい今だからこそ伝えたい、「噛むこと」で得られるたくさんのメリットについて詳しくお話していきたいと思います。

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緊急事態宣言は全都道府県で解除されたものの、外出時には三密を避けマスクの着用、手洗い等による手指衛生など、基本的な感染対策の実施は必須です。

そのためお出かけやスポーツ、趣味などをまだまだ思いっきり楽しむには緊張感もあり、ストレス解消ができずにいる方も多いのではないでしょうか。

そんな日々溜まってきているストレスに、自宅で簡単かつ短時間で軽減させられる方法があります。

それは、みなさんが毎日何気なく行っている「噛むこと」を意識するだけ!噛むだけで、ストレス解消が手軽にできたらうれしいですよね。

今回は歯科の観点から、自粛疲れでストレスが溜まりやすいこの状況のなかで、少しでもストレスを軽減できる方法を、皆さんにご紹介していきたいと思います。

 

「噛むこと」がストレス解消になるのはなぜ?

「噛むこと」がストレス解消になるのはなぜ?

「噛むことは大事」ということは、多くの方が1度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。よく噛む(噛める)ことはお口の健康から、全身の健康、運動能力の向上までも期待でき、たくさんのメリットがあります。

そんななかで、「“噛むこと”はストレスの軽減」にも期待ができます。

これには、脳内の神経伝達物質である「セロトニン」という物質が深く関係しています。セロトニンは、ドパミン・ノルアドレナリンを制御して精神を安定させる役割があり、その役割から「幸せホルモン」とも呼ばれています。セロトニンが不足すると、ストレスや意欲の低下、不眠やうつ症状が出る可能性があります。

セロトニンは一定のリズムで反復する運動を行うと、脳のセロトニン神経を刺激して分泌が高まります。毎日の食事での「噛む」という行為はこの反復運動にあたり、手軽にストレス解消を目指せる方法の1つなのです

 

「セロトニン」を増やしたい!そもそもなぜ不足するの?

「セロトニン」を増やしたい!そもそもなぜ不足するの?

ストレスを解消してくれるのに役立つ「セロトニン」ですが、実は不足する一番の原因は「ストレス」です。少しややこしいかもしれませんが、慢性的に解決できない問題が生じてストレスがかかると、視床下部にあるストレス中枢が興奮します。

そうするとストレスホルモンが分泌され、セロトニン神経を直接抑制することでセロトニンの分泌を減少させてしまいます。

またゲームやスマホなどに熱中し過ぎて太陽の光を浴びない生活や、人とコミニケションを取らない不規則な生活も、セロトニンを減らしてしまう原因になるので注意が必要です。

 

「セロトニン」はストレス解消の救世主!「噛むこと」や効率的な方法で増やそう

「セロトニン」はストレス解消の救世主!「噛むこと」や効率的な方法で増やそう!

日常生活は多少なりともストレスを感じることがあり、セロトニン不足が起こるのは仕方がないことでもあるでしょう。しかしだからこそ、セロトニン神経の働きを促進させ、 その不足分を穴埋めすることが大切です。

「噛むこと」は1番続けやすいストレス解消法

セロトニンの分泌を促進させるには、いくつか方法がありますが、そのなかでも「噛むこと」は毎日行うことなので、手軽に続けやすいストレス解消法でもあります。

またセロトニンを増やす、一定リズムで反復する「リズム運動」は、ダンスやウォーキング、スクワットなど多数ありますが、そのなかでも「噛むこと」は手軽でハードルも低く、はじめやすいです。

リズム運動は毎日行うとさらに効果的で、長く続けてストレスに強い体質を目指しましょう。

噛むこと以外でもセロトニンを積極的に増やそう

リズム運動以外にも、セロトニンを増やす方法はあります。「朝、太陽の光を浴びるといい」とよく聞きますよね。

太陽の光を浴びることで免疫力の維持に欠かせないビタミンDを生成し、「セロトニン」の分泌も増やしてくれます。セロトニンが増えれば、睡眠のリズムも整います。

セロトニンを多く含む食材や、噛み応えがある食材も意識しよう

セロトニンを多く含む食材や、噛み応えがある食材も意識しよう

セロトニンの分泌を増やすには、「リズム体操」や「太陽の光」などがありますが、セロトニン自体を作るのに必要となる「トリプトファン(必須アミノ酸)」も増やしておく必要があります

トリプトファンが豊富に含まれる食品は、肉・大豆・乳製品・魚などです。またトリプトファンからセロトニンを作るときには、ビタミンB6も必要です。これらは玄米や豚、鶏のレバーやマグロなどに含まれています。

さらに噛み応えのある食材を食べることで、噛む回数が増え、セロトニン分泌を増大させます。

日中に作られた「セロトニン」は、夜になると睡眠ホルモンと呼ばれる「メラトニン」の原料になるため、日中にセロトニンが十分に分泌されれば、夜になると良質な睡眠に導かれます。

 

「噛むこと」は他にもメリットいっぱい!1口30回を目標にしっかり噛もう

これまで紹介してきた「セロトニン」以外にも、「噛むこと」によるたくさんのメリットがあります

まずは、お口の健康やダイエット効果、脳の活性化による記憶力向上などがあります。また、唾液がたくさん分泌されることによって、唾液に含まれる酵素が発がん性物質を体外に排出し、ガンの予防にも繋がります。

急に1口30回は難しくても、少しずつ噛む回数を増やしてみましょう

 

歯科のイベント等でお子さんにも!「噛むこと」の大切さを体験してもらおう

歯科のイベント等でお子さんにも!「噛むこと」の大切さを体験してもらおう

コロナ禍でしばらくはできていないですが、「418プロジェクト」では虫歯予防やお子さんの健康な発育のために役立つ情報を提供し、体験できるイベントを定期的に行っています

上の図のような「咀嚼力チェック」や、お子さんの発育に役立つ体を作る遊びなど、家族で一緒に楽しめるようなイベントを開催しています。

口では「しっかり噛もうね」と言ってもなかなか響かないことも、実際に目で見て体で感じると伝わりやすくなります

イベント等開催予定があれば、こちらのブログやインスタグラム、LINEでもお知らせしますので、お口の健康や正しい発育のためにもぜひご活用ください。

 

まとめ

まとめまとめ

ストレスが溜まりやすい今の現状ですが、ちょっと工夫をするだけで快適になることもあります。ストレスが溜まっているなと感じたら、まずは「1口30回一定のリズムで噛むこと」からはじめてみませんか?

また規則正しい生活を心掛け、朝起きたら太陽の光を浴びることも大切。ソーシャルディスタンスは気をつける必要がありますが、余裕があれば太陽の光を浴びながら、朝に15分ほどウォーキングに出かけるのもおすすめです。

ABOUT ME
ヒガシ(歯科衛生士)
2つの歯科医院に14年の勤務したのちに、2020年から歯科衛生士ライターとして活動をしています。これまでの歯科衛生士としての経験を活かして、歯のお悩みをわかりやすい言葉や視点でお伝えしています。多くの方が「知りたい!」と思う歯科の疑問にお答えしていきます。