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お口の健康コラム

健康的な歯茎に必要な「たんぱく質」をしっかり摂りましょう!

歯の骨周辺にある歯茎は約60%がたんぱく質でできています。きれいに引き締まった健康的な歯茎を形成するために、たんぱく質は欠かせない成分なのです。また、歯茎だけでなく、全身の健康にも大きく関わるたんぱく質について正しい知識を身に着けましょう。

たんぱく質は「身体をつくる源」です

人間の身体は水分が60%、残りの成分の半分近くがたんぱく質です。例えば筋肉、皮膚、歯茎など身体の大部分はたんぱく質によってできています。

女性にとっても大切な栄養素

たんぱく質と聞くと、筋肉がムキムキになるというイメージ(プロテインで摂取)がある方もいると思いますが、肌を保つコラーゲンも実はたんぱく質でできており、女性にとって大切な栄養素です。不足すると免疫力、思考力、集中力が欠けてしまう要因にもなります。

たんぱく質の種類

たんぱく質動物性と植物性があり、 動物性の90%以上が体内で活用されるのに比べ、植物性たんぱく質は体内で70~90%位です。だからといって動物性食品ばかりを食べ過ぎると、脂肪の摂り過ぎになる恐れがあります。

動物性たんぱく質

肉、魚、卵、牛乳などの乳製品に多く含まれていますが、脂肪やコレステロールも多く含まれているので、摂り過ぎには注意が必要です。

植物性たんぱく質

大豆などの豆類や米、小麦などの穀物に多く含まれています。

植物性たんぱく質を上手に摂りましょう!

多品目を食べ合わせることで足りないアミノ酸を補い合うのがコツです。

動物性と植物性たんぱく質の上手な組み合わせ例

・ご飯+納豆=納豆ご飯 ・卵+豆腐+肉=すき焼き、肉豆腐

・卵+豆製品=サラダ

・豆乳+豚肉+豆腐=豆乳鍋

動物性たんぱく質:植物性たんぱく質=6:4の割合で摂るのがベストです。

たんぱく質の推奨量は?

男性:約60g 女性:約50gが理想。自分の標準体重をキログラムで表した時の数字のグラム数が理想的な量の目安です。

※標準体重=身長(m)×身長(m)×22で表します。

食品別たんぱく質の目安量

・鶏卵(M) 6.2g

・鶏肉(100g) 23.0g

・鮭切り身(100g) 21.7g

・納豆(1パック) 6.6g

・豆腐(100g) 6.6g

たんぱく質はビタミンCと一緒に摂取しましょう!

歯を支える骨の周辺にある歯茎は、カルシウムとコラーゲンの組み合わせによって強靭で健康的な組織を形成します。ビタミンCによってコラーゲンにカルシウムをくっつける接着剤の役割や、たんぱく質が歯ぐきで上手に働けるようにサポートしているため、たんぱく質と共にビタミンCの摂取も一緒に心掛けてみてくださいね。

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阪本陽花(管理栄養士)

歯科医院の管理栄養士として、おやつのお話や離乳食のお話などを保護者の方や子ども達に向けて伝えています。子ども達に自分のカラダは食べたものから出来ているということ、そして正しい食べ物の選び方を知ってもらい、健康的なカラダを自分自身で作ってもらいたいと思っています!

  1. 歯や骨を作るのに重要な「ミネラル」ってどんなもの?

  2. 知ってほしい!健康のための正しい脂質の摂り方

  3. 歯科と関わりの深いビタミンは水溶性ビタミンである「B」と「C」

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