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お口の健康コラム

歯磨きは弱い力で効率的な「えんぴつ持ち磨き」がおすすめです

みなさんは歯磨きをする時、歯ブラシをどのように持ちますか?

歯磨きでは歯ブラシを当てる適度な圧力があり、歯ブラシをえんぴつを持つ持ち方で持つと丁度良い力加減になります。

そこで歯科医院でおこなわれるブラッシング指導では、えんぴつ持ちが推奨されています。 ぜひ参考にしてみてくださいね。

なぜ歯ブラシは「えんぴつ持ち」がいいの?

歯ブラシのハンドルは、えんぴつを持つのと同じ持ち方をすると過度の力が入りにくく、歯ブラシの取り回しがしやすくなる持ち方です。

グーで握ってゴシゴシ磨いていませんか?

歯磨きといえば「ゴシゴシ磨く」というイメージから、グーで握って横に大きく動かす磨き方をする方がいます。 口の中の汚れ(食物残渣や歯垢)は軽い力で十分落とせますから、力強く磨く必要はないんです。

強く磨くことの方がデメリットに…

逆にゴシゴシと強く大きく歯ブラシを動かすことで、歯の表面や歯茎を毛先で傷つけてしまうことがあります。

また、詰め物があれば表面を傷つけてしまい、細菌が付着しやすい状態になってしまいます。

えんぴつ持ちには効率の良いメリットがあります!

過度に力が入りません

歯磨き圧が強くならず歯面や歯茎に優しいタッチで磨くことができます。また、小刻みな毛先の動きがしやすくなります。

歯ブラシをさまざまな角度に向けやすくなります。

グーでハンドルを握っている場合、手首で角度を変えることしかできません。えんぴつ持ちしていれば毛束の向きを反転させる際にも指先を使うことができます。スムーズに動かすことができるため、効率的な歯ブラシの動きが可能になります。

幼児には難しいので無理はしないで!

まだ、幼いお子さんにえんぴつ持ちは強要しなくても構いません。まだグーで握る方が安定感があるでしょうし、握って使う用のハンドル部になった歯ブラシも市販されています。

持ち方はえんぴつを持てる時期になって徐々に教えてあげてくださいね。

歯磨きは「ゴシゴシ」ではなく「コチョコチョ」磨きましょう!

歯ブラシをグーで持ち、ゴシゴシと大きく動かして磨くのはNG。コチョコチョ磨きで微振動を加える程度を意識して磨いてみてくださいね。この方法のほうが、ゴシゴシ磨くよりも、歯にも歯ぐきにも優しく、且つ細かい部分の汚れもしっかり落とせるでしょう。

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江頭 小百合(歯科衛生士)

3姉妹の母、歯科衛生士ライターとして活躍中。小児歯科の現場や母親としての経験を活かし、お口の悩みやギモン、歯の健康に大切な情報をみなさんに楽しく・解りやすくお伝えしてもらっています。「418PROJECT」、歯科衛生士スタディグループ「Hygeia(ヒュギエイア)」在籍。

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