赤ちゃんの口の発達を促すために離乳食の時の「姿勢」を意識しましょう!

赤ちゃんに離乳食をあげる時、「いつも左側から」「いつも右側から」など、偏った方向からスプーンを口へ運んでいませんか?そのことが将来の歯並びに影響を及ぼしてしまうことがあります。一口の量が多すぎて上顎にスプーンを擦りつけていませんか?1度にあげる量はスプーンの1/3程度の量にしましょう。

食べるためには「全身」の機能がバランスよく成長することが大切です

離乳食はただ「食べさせる」だけではダメ。栄養を摂ることは大切ですが、食物を「自らの意欲と口の機能を使って食べる」ということを離乳食から学ぶことが一番重要です。

間違ったスプーンの使い方でお口が開く癖がついてしまい、顎が正しく成長できず歯並びが悪くなったり、アレルギーの原因や風邪をひきやすくなります。

赤ちゃんの顔の正面からスプーンを持っていきましょう♪

赤ちゃんが偏った口の開け方になるのを防ぐために、「正面から」が基本です。いつも同じ偏った方向から食事を貰っていると、そちら側しか機能を使っていないため、顎や筋肉のバランスが悪く発育してしまうことがあります。

☆下唇をツンツンして、赤ちゃんが口を開けるのを待ちましょう。

☆赤ちゃんがパクッと食べたら自然にスプーンを引き出す。  

「上顎に擦りつつけずにまっすぐ引く」これがポイントです!上下の唇が降りてくるのを待ちましょう。スプーンは口の奥に入れる必要はありません。

離乳食を与える人がスプーンを口に突っ込んで、上あごに擦り付けて食べさせていては、お口の機能が育ちません。何気ない口の動きでも赤ちゃんにとっては筋トレになります!

座る椅子、机の高さも重要です!

机の高さが高すぎたり、椅子に座った時に足がブラーンと地に付かない高さになっていませんか?お子さんが食事を自ら積極的に食べ物を口に持ってき、唇の筋力を使って食べるためには 足裏がしっかりと床につく高さのイスと、手を付ける高さの机でないとできません。

もし、背の高い食卓テーブルであれば、お子さんのイスに足置きの付いているタイプのイスがよいでしょう。もしも足置きが無い場合には、椅子の下に足裏が付けるような高さの踏み台を置いてあげてくださいね。 椅子からお尻が滑ってしまったり腰回りが安定しないと食事にも集中できません。 滑り止めを使ったり、背中にクッションやブランケットなどを詰めて良い姿勢で食事をしましょう。

食事で口腔機能を正しく育てましょう!

食事で動かす顎や口周辺の筋肉、舌の筋肉をバランスよく鍛えることで、歯を正しい位置に並べることにもつながりますし、口元が引き締まり正しい位置に舌が挙上されて正常な呼吸「鼻呼吸」をおこなえるようになります。 赤ちゃんの頃からお口ポカンの「口呼吸」を防ぎ、鼻呼吸の習慣をつけて健康な身体を作りましょう。

阪本陽花(管理栄養士)

監修:阪本陽花(管理栄養士)

歯科医院の管理栄養士として、おやつのお話や離乳食のお話などを保護者の方や子ども達に向けて伝えています。子ども達に自分のカラダは食べたものから出来ているということ、そして正しい食べ物の選び方を知ってもらい、健康的なカラダを自分自身で作ってもらいたいと思っています!