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お口の健康コラム

良い歯医者さんの選び方は?基準にすべき6つのポイントを紹介

はじめまして、ヒガシと申します!
14年間歯科医院に歯科衛生士として勤務し、現在はライターとして活動をしております。みなさまのお口のお悩みに、わかりやすくお答えてしていければと思っております。

第1回目となる今回は、【良い歯医者さんの選び方】について紹介します。歯医者さん選びで悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。

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数ある歯医者さんの中で、どの歯医者さんに通えばいいのかと悩まれる方も多いのではないでしょうか。歯医者を選ぶ理由は「家や職場に近いから」「歯医者の雰囲気が良いから」「先生が信頼できるから」など人それぞれかと思います。

ご自身の大切な歯や、お子さんのお口の健康を守っていくためには、「歯医者選び」がとても重要です。この記事では、良い歯医者を選ぶ6つの基準について紹介したいと思います。

すでに定期的に通われている歯医者さんがある方もいらっしゃるかもしれませんが、もし「良い歯医者さんの見つけ方」で迷っている方がいらっしゃれば、参考にしていただければ幸いです。

本当に良い歯医者の選び方の6つの基準

本当に良い歯医者の選び方の6つの基準

歯医者さんは治療方針や、それぞれ力を入れている分野(審美歯科・小児歯科など)が違います。まずは、自分に必要な治療を行っている歯医者さんかどうかを確認しましょう。

また良い歯医者さんを選ぶ際には、どの歯医者さんにも共通している基準にして欲しいポイントがいくつかあります。以下、6つの選び方の基準を紹介していきます。

①1人の患者さんに対して適切な診療時間を設けている

歯科医師による治療や、歯科衛生士によるクリーニングなどは1日に担当ができる数には限りがあります。1日に多くの患者さんの治療をすれば、その分1人にかける時間は自然と少なくなります。

例えば麻酔を使用した治療の場合、時間が少なければしっかり麻酔を効かせることも難しくなります。そうなると痛みを伴い、十分な治療を受けられない可能性が高まります。

歯医者さんによっては既存の患者さんの治療時間確保のため、新規患者さんの受け入れを一時的に停止している場合もあります。

なにより患者さんのことを第一に考え、説明や治療に時間をかけてくれる歯医者さんこそ、患者さんにとって満足度が高い歯科治療だと言えるでしょう。

➁滅菌や消毒などの衛生管理が整っている

➁滅菌や消毒などの衛生管理が整っている

引用:やました歯科医院HP

歯医者さんでは唾液や、出血を伴う治療などが日常的に行われているため、徹底した感染対策が必要です。例えば抜歯等による観血処置はもちろん、歯を削る際には血液・唾液の混じったエアロゾルが飛散しやすくなります。

そのため、チェアやテーブルなどに病原体が付着する可能性もあり、いかに滅菌・消毒をはじめとする衛生管理が徹底されているかが重要です。

ウイルスや細菌は目に見えないからこそ、患者さんから見えない部分でもあらゆる感染リスクを想定した対策をしなければいけません。

本来だと、歯を削る際に使うタービンを患者さん毎に変えているかどうかや、患者さん毎にスタッフが手袋を変えるのはもちろん、口の中を触った感染リスクのある手でパソコンやチェアなど触っていないかどうかなど選ぶ基準がありますが、患者さんからはわかりにくい部分もあるかと思います。

そのため見える部分では、患者さんが座るチェアやその周辺を患者さん毎にしっかりアルコール等で消毒しているかどうかや、定期的に患者さんが触れる可能性のあるドアノブや机などを拭き上げているかなどを確認しておきましょう。

③担当制を取り入れている

いつも同じ歯科医師・歯科衛生士に診てもらう担当制だと、スムーズに治療を進められることはもちろん、虫歯・歯周病や口腔癌などお口の中の変化や異変に気付きやすくなります。

またスタッフサイドから見ても、行き当たりばったりの治療ではなくなるため、担当の患者さんに良くなって欲しいと考え、モチベーション高く治療に取り組みやすくなります。

④専門医・他業種と連携している

④専門医・他業種と連携している

引用:はる歯科クリニックHP

すべての治療を、たった1人の歯科医師が高い専門性をもって治療を行うことは難しいです。歯科における専門医は、歯周病専門医・小児歯科専門医・インプラント専門医などさまざまです。専門医はその分野に対して勉強を積み、経験も豊富です。

そのため院内外において専門医との連携をとっている歯医者さんだと、患者さんにとっては圧倒的に質の高い質の治療を受けられます。また歯科医師だけに限らず、保育士さんや管理栄養士さんなどさまざまな業種とタッグを組んでいる歯医者であれば、幅広く手厚いサポートを受けられます。

⑤スタッフの定着率が高い

結婚や出産など、特に歯科衛生士は離職のタイミングが多いかもしれません。そのため一概には言えませんが、あまりにもスタッフの定着率が悪いと医院内に問題がある可能性もあります。

私自身11年半同じ歯科医院に勤めていましたが、院長の人柄がよくスタッフを大切にしていて、尊敬できる院長だったため、長く勤めることができました。あまりに定着率が悪いと、スタッフが治療方針に納得してない可能性もあり、院内での連携が取れていない場合もあります。

⑥全身の健康指導を受けられる

⑥全身の健康指導を受けられる

引用:藤井歯科医院HP

虫歯や歯周病などの基本的な治療を受けられるのはもちろんですが、食事の指導や喫煙のリスク、糖尿病・脳血管疾患など全身疾患への考慮や指導が受けられる歯医者さんだと、歯だけではなく全身の健康の維持ができます。

またなかなか改善しない歯周病があった場合は、全身疾患の可能性を疑うなど、歯科医師だけではなく、普段患者さんのお口の中を見ることが多い歯科衛生士も、高いレベルで患者さんの変化や異変に気付けると、早期発見・治療に繋がります。

まとめ

今回は、良い歯医者さん選びに迷っている方のために、6つの選び方の基準を紹介しました。患者さん側から見えない部分もあるので、判断しにくいところもありますが、スタッフの技術的な部分はもちろん、衛生管理や治療時間など、患者さん第一に考えてくれている歯医者さんかどうかも選ぶ際に重要です。

歯医者さんの数は多いため、その中から探し出すのは大変かもしれませんが、今回お伝えした歯科医院の選び方の基準を参考に、みなさんにとって通いやすく信頼して治療を任せられる歯医者選びの参考になれば幸いです。

  • 記事を書いたライター
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東 里佳 (歯科衛生士)

2つの歯科医院で14年間勤務したのちに、2020年から歯科衛生士ライターとして活動しています。これまでの歯科衛生士としての経験を活かして、多くの方が「知りたい!」と思う歯科の疑問にわかりやすくお答えしていきます。418PROJECTでは歯科ブログの執筆、Instagramの運営に携わっています。

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