お口の健康コラム

お子さんを良い成長へ導きながら歯並びを整えましょう

お子さんは今どんな歯並びですか?
歯並びが悪くなる原因は、ほとんどが日頃の生活習慣による癖(くせ)が招く結果です。
親と同じような生活習慣や癖があれば、同じような歯並びになることもありますが、それは遺伝ではありません。
なぜ、癖によってさまざまな悪い歯並びになってしまうのか解説します。

お子さんにこんな症状ありませんか?

・口が開いている
・いびき、歯ぎしりがある
・目の下にクマがある
・姿勢が悪い
・鼻づまりがある
・風邪をひきやすい
・虫歯が多い
・くちゃくちゃ食べをする
・唇が乾燥している
・唇を噛む癖がある

これらは歯並びに影響を直接与えたり、病気からお口にも悪影響を及ぼすことになる癖や症状です。そのままにしておくと、歯が正しい位置に並びきれず「不正歯列」といわれる、悪い歯並びになってしまうのです。

どんな不正歯列になってしまうの?

お子さまに起こりやすい不正歯列を5つご紹介します。
当てはまる歯並びがあれば「癖」が原因かもしれません。

叢生(そうせい)

歯が歯列から飛び出しデコボコしている状態です。
顎の成長が弱く、永久歯が並ぶスペースが足りなくなることで起こります。

交叉咬合(こうさこうごう)

上下のかみ合わせが正常な場合と反対になった状態です。
上下逆に噛むことで顎の動きがロックされてしまうため、さらに成長を促すことができなくなってしまいます。

上顎前突(上顎ぜんとつ)

上の歯並びが下の歯並びよりも前に出ている状態です。
口呼吸や指しゃぶり、爪噛みなど、下あごに圧力のかかりやすい癖が原因で、上の歯列だけが突出してしまうことがあります。

過蓋咬合(かがいこうごう)

上の前歯が深く下の歯にかみ込んで、下の歯が見えないくらい被っている状態です。
こちらも顎の成長のバランスの不具合によって起こります。

開口(かいこう)

お口を閉じた状態でも、上下の前歯がかみ合わず隙間ができている状態です。
指しゃぶりなど上下の前歯部分の骨格を変形させてしまうような、圧力がかかる癖がある場合に起こります。

 

お子さんにとって歯並びの悪さは「からだの不調のひとつ」です

歯並びが悪くなる原因はお子さんが生まれてから今までに身に付いてしまった、「間違ったからだの使い方」が問題です。

舌の筋力や機能不足、姿勢やからだの使い方、口呼吸、間違った飲み込み、口が開いているといった症状は、一見歯並びと関係が無いことのように思われますが、これらはすべて歯並びと連動しています。

悪い歯並びは歯の生え方だけが原因ではなく、間違ったからだの使い方によって、歯が生えている骨格(アゴの骨)の成長不全と上下のアゴの位置のズレが起こることで起こります。

まとめ

歯並びが悪くなる原因のポイントは2つ!

★歯が生えている骨格(顎)の成長不全
★上下の顎の位置のズレ

これらを幼いうちから改善することで、歯並びは矯正装置を付けなくてもまだまだ改善します。
乳歯列期に始める矯正治療は、お子さんを健康的な成長の流れに戻して差し上げることを目的としたものです。
お子さまが健康で元気に成長し、大きな夢を目指して元気に笑顔で活動してもらうことが目標です。
まずは本来お口が持つ機能を育てることを始めてみませんか? きっとお子さんの未来や可能性がもっと大きく開けますよ。

ABOUT ME
富山幸太朗(歯科医師)
富山幸太朗(歯科医師)
「良い歯をつくることは虫歯予防だけではなく、全身の健康にもつながる」ということを伝えていけたらと思います。そして、良い歯をつくるためには妊娠前からのお母さんの栄養状態や歯磨き習慣が赤ちゃんに影響することや、産まれた後の授乳や離乳食の食べさせ方が影響するということなど、お母さんたちが知らないけど、知れば誰でもできるようなことの情報発信をしていけたらと思っています。このプロジェクトが多くの方に広まり、みなさんの健康に繋がれば嬉しいです。