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お口のQ&A

口内炎?上唇小帯!?お口のトラブルにお答えします!

口内炎ができる原因と早く治す方法を教えてください

 

口内炎は外因的・内因的な原因が6つが挙げられます。

早く治すためには原因を知ることが大切です

1.傷:お口の中を噛んでしまったり、開いたハブラシの毛先やおもちゃを口に入れていて粘膜を傷つけてしまったりと、口内の傷が口内炎の原因になります。

2.ウイルス:免疫力が弱くなっている時、ヘルペス性の口内炎やコクサッキーウイルスが原因のヘルパンギーナといった口内炎を起こすことがあります。

3.栄養不足:偏った食事などからビタミン不足を起こすと口内炎の原因にります。

4.火傷:熱い食べ物や飲み物で粘膜を火傷してしまい、口内炎に移行してしまうことがあります。

5.カビ:栄養不足やお口の中が不潔になっていることなどからカンジダ菌が増殖し、カンジダ性口内炎になることがあります。

6.金属アレルギー:お子さんの場合、金属アレルギーであることに気づかず、虫歯治療で入れた銀歯や詰め物でアレルギーを起こし、粘膜が炎症した部分が口内炎になることがあります。

傷ができたことから口内炎になった場合、同じ場所を再度刺激しないように注意しておけば1週間程度で治ります。また、免疫力の低下から治りが悪くなっていると考えられる場合は、しっかり栄養補給して体調を整えることが大切。長引く口内炎はアレルギーも考えられるため、歯科で相談してくださいね。

 

発熱後、お口の中が白くただれたように口内炎が多発してしまいました。これはなぜですか?

 

免疫力低下による口内炎以外にも子ども特有の症状である場合があります

風邪などで高熱が出た後、お口の中に口内炎が多発してしまうということはよく起こる症状です。

これは、免疫力が低下することによって起こると考えられています。身体の免疫力が低下すると、口内でも細菌の増殖を抑える力(自浄作用)が弱くなり、特にお子さんは歯磨きもままならない日が続きお口の中が不衛生になる等、さまざまな要因が重なって口内炎を引き起こしてしまうのです。 また、ヘルパンギーナや手足口病といった、子どもがかかりやすい病気の症状のひとつとして、高熱と口内炎の多発が見られることもあります。

ヘルパンギーナとは 夏風邪の一種で、5歳以下の小さなお子さんがかかりやすい病気です。

40度前後の高熱を伴い、のどの痛みや口内炎の多発などの症状が見られます。時に水疱が破れて潰瘍になると痛みを伴うこともあります。 手足口 手足口病も、5歳以下の小さい子どもがかかりやすい夏風邪の一種です。 手、足、口に水疱性の湿疹が発言することからこう呼ばれています。ヘルパンギーナに比べて熱も37~38℃程度。発現する場所が1箇所の場合や全身に多発するといったように、症状に個人差があります。ただし口に限局して多発した場合などは、水疱が潰れて口内炎になってしまい、しばらく食事が難しくなる程痛みを伴う場合もあります。

「上唇小帯」って何?切ったほうが良いと言われたけどどうして?

 

上唇内側にある筋で、短いとさまざまな悪影響につながる可能性がある場合に切除することがあります

「上唇小帯(じょうしんしょうたい)」とは、上の唇と歯茎をつないでいる筋(すじ)のことをいいます。 上の前歯の歯と歯の間に付いていて、この筋の長さが短い(又は太い)と1歳半健診で指摘されたといって歯科医院に来院されるお子さんが割合多くいらっしゃいます。2歳ころまでは上唇小帯が上の真ん中の歯の歯と歯の間にしっかり入り込んで歯がすいてしまっていることをはよくある事。顎の成長と共に上の方に引っ張られ、小帯も伸びていくことが多いようです。ただし、上の前歯が永久歯に生え変わって以降も、上唇小帯が歯と歯の間にしっかりと入り込んでいることで、歯と歯の間が閉じきれずにすきっ歯になってしまうような悪影響を及ぼす場合、「上唇小帯付着異常」といい、上唇小帯を切除して伸ばす治療を施す場合があります。 永久歯の歯並びに悪影響を及ぼしている場合に切除することが基本のため、乳歯の時に切除を提案された場合は、なぜ必要なのか説明を受け、十分理解した上で受けるかもしくは他院で必要性を再度セカンドオピニオンするのもよいでしょう。

口をずっと開けておくと虫歯になると聞いたことがありますが、本当ですか?

 

はい、本当です。虫歯になるリスクがアップしてしまいます。

口をずっと開けっ放し、つまり「口呼吸」が日常化している方は、お口の中が乾燥しやすい状況になってしまいます。乾燥して唾液が少ないお口の中は、口内の常在菌が繁殖しやすい環境でもあります。 唾液には殺菌作用があり、お口を潤していることで口内細菌が増殖するのを防ぐ働きがあります。唾液が少なければ、虫歯の原因菌を含む口腔内常在菌はどんどん増殖してしまいます。また唾液には、食物が口内に取り込まれた際の消化液の役割もおこない、お口の中に食物残渣が残りにくいように食物と相まって喉の方へ送り込みやすい状態にする作用や、歯の表面を洗い流してくれる作用(自浄作用)があります。これが口内の乾燥によって働きにくくなります。そうなればお口の中はなかなか中和せず酸性になりやすく、虫歯の原因菌が増殖し、歯が酸によって溶かされるため、虫歯になるリスクは高くなってしまいます。

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418 編集部

専門家によるお口の子育て情報配信、コラムやQ&Aで“健口”知識をわかりやすくお伝えします! 418プロジェクトは、健康と笑顔あふれる社会を目指し、虫歯予防・健康・発育・食育を楽しく学ぶプロジェクトです。一緒に虫歯ゼロ活動に取り組みましょう☆

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