『おふくろの味』 は幼少期の食事の記憶 幼児食は和食中心を心がけましょう

日本は世界でもトップレベルの長寿国です。その要因の1つが和食中心の食生活環境です。2013年に和食が無形文化財として登録されてから世界からも和食は注目され続けています。特に幼児食は和食中心が良いとされています。

なぜ和食が良いのか、大人になった時ふと食べたくなるのは和食なのはなぜ?実はそれは幼少期に食べたものが影響しているのです。今回は幼少期の食事と脳のメカニズムと共にお話していきます。

ふと食べたくなる母の味は幼少期の脳の記憶!

大人になると『母の味、おふくろの味』がふと恋しくなる時がありますよね?それには理由がありました。

人間の脳には記憶を司る古い脳と呼ばれる部分が存在します(大脳辺縁系、脳幹の部分です)。そこは記憶の刷り 込みが出来、食べ物や匂いなどの情報をインプットすることが出来ます。 この古い脳は3歳頃までに完成され私たちの食習慣の基礎となります。

子供の頃に慣れ親しんだ味は母の味となり、学生、社会人と環境が変わってもふと食べたくなったり、食べるとほ っと落ち着く味となるのです。

幼い頃から和食中心のメニューを心がけることで、古い脳にインプットされ、将来の健康に繋がります。 

幼児食は和食中心のメニューを心がけよう

ではなぜ和食が健康に良いとされるのでしょうか? 和食は献立の品目数が多く、使う食材が様々で、その食材そのものを生かした調理法が多いのが特徴です。さらに 蒸す・煮るなどの調理法は余分な脂質を抑えることも出来ます。これらの事から和食は子供の未発達な体には最適 な食事だと言えます。

和食のキホン!『まごわやさしい』を取り入れよう

ま:豆(大豆製品)

ご:ごま(ナッツ類)

わ:わかめ(海藻類)

や:野菜

さ:魚

し:しいたけ(きのこ類)

い:いも(いも類)

全てを1食で取り分れようとすると難しいので3食で摂取するように心がけると良いでしょう。 出汁をきかせて調理するだけでも素材の味が際立ち、子供には十分美味しく感じられます。

食べるだけではない!食べるまでの準備も食事です

お出汁の香り、ご飯の炊きあがる匂い、魚の焼ける香り、野菜を切る包丁のリズミカルな音…こういった食事にまつわる香りや音も食事の記憶として古い脳にインプットされます。是非五感をフルに使って食事を楽しんでみましょう! 楽しく食べた記憶もまた良い思い出となりインプットされるのです。

空腹も最高のスパイスです。しっかり遊び、空腹の状態で食べられるようにおやつの量や時間など配慮してあげることも大切です。食事と遊び、メリハリをつけると良いでしょう。

 

いかがでしたでしょうか? 大人になると和食が恋しくなる理由が実は幼少期の食生活にあったのです。 是非お子様のお食事も和食中心メニューを心がけましょう!

 

林恵子(管理栄養士)

監修:林恵子(管理栄養士)

美味しく楽しい食事は健康なお口から!ということをモットーに、食事の中でお子様のお口の成長を促せるようなレシピや日々の生活のコツなどをアドバイスさせて頂きます。虫歯リスクを減らせる食生活習慣などを提案しています。