こんにちは!418編集部です。「育脳」と言う言葉を聞いたことがありますか?虫歯予防は「歯の健康のため」だけではなく、「脳の発達」にも関係していると聞いたら、少し驚かれるかもしれません。でも実は、「よく噛んで食べること」が子どもの脳の発達に良い影響を与えるという研究がいくつもあります。つまり、虫歯予防は“育脳”の第一歩でもあるのです。今回はこのような面白いテーマでお送りします。ぜひお読みください!
「噛む力」が脳に与える影響とは?
「噛む」という行為は、単に食べ物を細かくするためだけの動作ではありません。噛む刺激は、脳の「前頭前野」や「海馬」といった部分を活性化させることが分かっています。
これらの部位は、集中力・記憶力・判断力など、子どもの学びや感情のコントロールに関わる大切な脳のエリアです。
つまり、よく噛んで食べる習慣を身につけることは、脳への刺激となり、学びの土台をつくることにもなるのです。
虫歯があると「噛む」ことを避けがちに
一方で、虫歯があると、子どもは無意識に「痛くて噛めない」「片側だけで噛む」など、噛むことそのものを避けるようになります。
この状態が続くと、噛む力が弱まり、脳への刺激も減ってしまいます。つまり、虫歯は脳の発達のチャンスをも奪ってしまう可能性があるのです。
「育脳」のための虫歯予防3つのポイント
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乳歯のうちからしっかりケア
乳歯はどうせ生え変わるから…と思われがちですが、しっかり噛める乳歯があるからこそ、よく噛む習慣が育ちます。 -
噛む回数を意識した食事
やわらかい物ばかりでなく、歯ごたえのある食材も取り入れ、「よく噛んで味わう」ことを家族で意識しましょう。 -
定期的な歯科受診で、痛みのない口内環境をキープ
虫歯の早期発見・予防処置を行うことで、噛むことを嫌がらない健やかな口腔環境を保てます。
おすすめの「歯ごたえ食材」ベスト5
以下は、小さなお子さんでも取り入れやすく、噛む練習にもなるおすすめ食材です。
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にんじん(スティックやグラッセ)
→ 茹で加減でやわらかさを調整でき、段階的に噛む力を育てられます。 -
さつまいも
→ 噛む回数が自然に増え、甘みもあって子どもに人気。 -
れんこん
→ シャキシャキした食感で、食べる楽しさも育ちます。 -
きのこ類(しめじ、えのきなど)
→ 繊維質が多く、よく噛まないと飲み込みづらいため、自然と咀嚼が増えます。 -
おにぎり(硬めのごはんで)
→ 柔らかすぎない炊き加減で、手軽に噛む回数アップ!
今日からできる!簡単「よく噛む」レシピ
れんこんとにんじんのカミカミきんぴら
材料(2人分)
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れんこん:50g
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にんじん:30g
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ごま油:小さじ1
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醤油:小さじ1
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みりん:小さじ1
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白ごま:適量
作り方
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れんこん・にんじんは細切りにして水にさらす(れんこんのアク抜き)。
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フライパンにごま油を熱し、れんこんとにんじんを炒める。
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少し歯ごたえが残る程度に炒めたら、醤油とみりんで味付け。
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最後に白ごまをふって完成!
★ポイント:
少し太めに切ることで、自然とよく噛むようになります。お弁当や副菜にもぴったりです。
まとめ
虫歯予防は、単なる「虫歯にならないため」だけではありません。歯の健康は“脳の健康”にもつながっています。
子どもがよく噛んで食べ、健やかに脳を育てていくための土台作りでもあるのです。
歯みがきの習慣や食生活の見直しが、未来の学びや集中力を支える一歩になると考えれば、日々のケアも少し前向きに感じられるかもしれませんね。