ジュースがおうちに常時買い置きされていて、喉が乾いたらジュースを飲むお子さんはいませんか?
ジュース=甘いものや炭酸という訳ではなく、水分補給によいとされるミネラル成分の飲料水も同じなんですよ~。
水分補給で飲むものは歯だけでなく身体全体のことを考えて!
お子さんの水分補給は水かお茶が望ましいと思います。 最近ではイオン飲料も種類が豊富で、ミネラルやビタミンなどが摂取できるといった商品が人気ですね。「身体に良い」と思うとジュースとは別物だと考える方がいますが、これらにもジュースと同じようにお砂糖がたくさん入っているんです。
炭酸飲料の場合
たとえばコーラや炭酸のグレープジュースといったようなジュース類には、スティックシュガー13~15本分入っています。
「果汁100%」に惑わされないで!
果汁のジュースであれば安心だと思って飲んでいる方はいませんか?多くの果汁100%ジュースが、果汁を100%使っているという意味であって果汁だけ100%のジュースという意味ではないので注意しましょう。果汁100%のジュースにもスティックシュガー7~9本分の砂糖が含まれています。
野菜を嫌がるので野菜ジュースで代用していませんか?
小さいお子さんは野菜を嫌がることも多く、食べさせるのに苦労するママも多いのではないでしょうか?生の野菜の代用にはなりませんので、あまりおすすめできないんです。
パッケージの成分などを確認しましょう!
野菜ジュースだけでも飲んでおけば1日分の野菜が摂れるといったようなCMの影響もあり、野菜嫌いのお子さんに代用して栄養摂取をと考える方もいるでしょう。 確かに炭酸ジュースなどに比べれば野菜の成分を摂取することはできますがお砂糖もたくさん入っていますし、酸性の飲み物ですから歯が酸で溶かされるリスクもあります。 「野菜の代わりに…」と毎朝飲むといったように常飲してしまうと、多発した虫歯になることもあります。
野菜を噛むことのメリットが無い
また、生の野菜には、しっかり噛むことによりお口の中をお掃除してくれる「自浄作用(じじょうさよう)」というチカラがあります。野菜をしっかり噛んで唾液をたくさん出すことによって、お口の中が酸性から中和され綺麗になる。これも虫歯予防につながります。そして「噛む」といった動きが顎の成長を促し、歯並びを整えるために必要な運動です。野菜を食べるということには栄養を身体に摂り込むためだけでない大切な役割がたくさんあるんですね。
身体に水分を補給するためには水またはお茶がベスト!
ジュースは甘いので飲んだら余計に喉が渇いてしまうこともありますし、常飲しているとお口の中が常に酸性になり、歯が溶けやすい環境を生んでしまい虫歯のリスクも高くなります。そして糖分の過剰摂取につながり肥満の原因にもなるので気を付けてくださいね。