お口のQ&A

歯磨き以外の虫歯予防始めませんか?

虫歯予防の方法は歯磨き以外にもありますか?

フッ素塗布やシーラント予防といった歯科での処置を受けたり、ホームケアグッズを使う方法もあります。また虫歯になりにくい体質に改善することも虫歯予防につながります。

虫歯予防は歯磨き以外にも、フッ素配合の歯磨き粉やマウスウォッシュ、フッ素ジェルなどのホームケア用品を毎日のケアに取り入れることで、歯磨きだけよりも虫歯予防効果アップになります。また、デンタルフロス(糸ようじ)や歯間ブラシなどの清掃補助具を歯ブラシでの清掃後に併用するのも、歯垢除去率を高めてくれます。

ホームケアだけでは虫歯ができてしまうという方や歯磨きを嫌がってしまう小さいお子さんは、歯科医院で定期的に虫歯がないか歯科検診を受けたり、虫歯予防の処置として、ホームケア用よりも効果的な濃度のフッ素を塗布してもらったり、虫歯になりやすい歯の溝をシーラントというお薬の予防を受けるのも方法のひとつです。

そして虫歯になりにくい体質にしていくことも大切です。唾液の分泌を促し、本来自分が持っているお口の清掃機能「自浄作用」が働きやすくするのも効果的。さらにサラサラと流れやすい唾液にするため、好きなことをして過ごす時間を作ってストレス解消や癒しの時間を持つのもよいでしょう。

シーラント予防ってどんなもの?体に影響は無いの?

 

シーラントとは奥歯や複雑な形状の部分を浅く埋める虫歯予防のお薬です。

歯の深い溝に歯ブラシの毛先が届かず、磨き残しから虫歯になりやすくなります。

そこでプラスチック樹脂の一種であるシーラントというお薬で溝を浅くします。施術のために溝を削ることはなく、はじめに溝をしっかり清掃してからお薬を流し込み、特殊な光を当てて硬化させます。保護されている溝の予防効果は高く、歯磨きを嫌がったりする小さいお子さんや、仕上げみがきを嫌がり虫歯が増える時期のお子さんなどにとても効果的な虫歯予防薬です。

「プラスチック樹脂の一種」ということから、環境ホルモンが出ないのかと心配される方もいらっしゃいますが、シーラントが体に害を与えるといったことはないとされています。

「環境ホルモンが人体の神経系や免疫系に異常をきたす」とマスコミに取り上げられ、BPAという物質がシーラント合成時に使われているということで「シーラントは体に害を及ぼす」と指摘されたことがあります。これはシーラントに「BisーGMAモノマー」という、合成時にBPAを使用する成分が使われていることからそういわれるようになりました。直接的にBPAが使用されていることは無く、仮にもしもBPAが混じり込んでいるとしてもお口の中に入っているシーラントからBPAが溶出したとしてもかなり微量で人体に影響を及ぼす様な量ではありません。

 

虫歯でもシーラントは出来ますか?

 

虫歯になってしまった歯の溝は削って治療が必要ですのでシーラントは入れることができません。削る必要のなかったきれいな溝にはシーラント予防を治療と一緒に処置することは可能です。

「象牙質」に達してしまっている場合は、虫歯によって侵されてしまった歯質を削り取らなければなりません。

当然、奥歯の噛み合わせにある溝全体が虫歯に侵されてしまっている場合は削る範囲も大きくなり、全体的に虫歯治療のお薬で埋めます。 ただし、虫歯の広がりがさほど大きくなく、削る面が溝全体に及ばなかった場合は削らずに済んだ溝にシーラント予防のお薬を入れることは可能です。 それくらい小さな虫歯の場合、「コンポジットレジン」という歯の質と似た色のお薬を虫歯を削ってできた穴にいれますが、このお薬もシーラントと同じく特殊な光で固まるため、虫歯治療の際にきれいな溝にはシーラントも一緒に入れて処置することもできるのです。

シーラントは一度処置すれば大丈夫なのですか?外れたりすることもあるのでしょうか?

半永久的に大丈夫とはいえません。中には外れてしまうこともあるため、定期的に歯科医院でチェックしてもらいましょう。

シーラントは処置の際に特殊な光で硬化させるため、歯の質と接着して歯磨きや通常の食事で剥がれるようなことはありません。

ただ、アメやガム、ソフトタイプのキャンディ、キャラメルなどのくっつきやすいお菓子を好んでよく食べていたりすると一部剥がれてしまうことがあります。 また、施術中に何らかの原因でお薬の中に気泡が入り、その部分から欠けてしまうということもまれにあります。

シーラントが外れてしまっていることに気付かないまま「シーラントしているから安心」と検診を怠っていると外れた部分に段差が生じ、その場所に汚れが溜まりやすく虫歯発生の原因になってしまうかも知れません。

シーラント予防を受けていても安心し過ぎず、定期的に歯科医院の検診を受けてシーラントがきちんと入っているかどうかもチェックしてもらいましょう。

もし外れてしまっていたとしても、早期に修正(お薬を追加処置)することができたり、もしも虫歯が始まっていても最小限で食い止めることができますよ。

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418 編集部
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