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お口の健康コラム

歯間ブラシは使い方を誤ると思わぬトラブルにつながることもあるため 歯科医院で正しい使用方法を指導してもらいましょう

歯間ブラシは歯のすき間汚れを落とす道具です。最近ではみなさん歯科への意識も高くなり、薬局やスーパーのオーラルグッズコーナーでも手軽に購入できるようになりました。

ただし、デンタルフロスに比べてサイズも多く、自身の歯に合ったものを選ばないと清掃効果もあがりません。そこで今回は、歯間ブラシについて詳しく知っていただくことで買うときや使うときのコツをご紹介したいと思います。

歯間ブラシはサイズ選びがもっとも重要です!

サイズが合っていないと効率的に汚れを落とすことができません。まずは歯間ブラシのサイズ選びがとても重要です。

細かなサイズ展開があります

サイズは、4S,3S,SS,S,M,Lサイズの6段階で、隙間に合わせて選択します。 (健康な歯茎で0.5㎜程度の4Sサイズといわれています)

ホルダーの形状もI字型とL字型があり、使用箇所によって使い分けます。

サイズはどうやって決める?

これは正直申し上げて、いきなり自分で選ぶのは難しいかもしれません。

歯科医師や歯科衛生士から見立ててもらい、歯のすき間にちょうど良いサイズを教えてもらいましょう。買い替えの際にはそのサイズと同じものをご自身で買うのはOKですよ。

サイズが合わないと…

汚れを効率よく落とすためには、歯のすき間にちょうどフィットする太さである必要があります。細すぎた場合は汚れが十分に落とせませんし、太すぎた場合は無理に挿入すると、歯と歯の間を余計に押し広げてしまう要因になったり、歯茎を傷つけてしまう恐れもあります。

では具体的に… 歯間ブラシの使い方をご紹介

歯の表面側の隙間からブラシをゆっくり優しく挿入し、歯茎に当たらない程度に数回左右にブラシを動かします。

ブラシのタイプ

前歯はI字・L字共に使いやすい方で大丈夫ですが、奥歯は頬っぺた側から入れるのが難しいため、L字型のホルダーが望ましいでしょう。

歯間ブラシ使用がNGな場合もあります

注意しなければならないのは、一番小さい4Sサイズのブラシでも入らない隙間です。

入らないのに無理矢理入れてしまうと、歯と歯の間のすき間が広がってしまったり、ブラシで歯茎を傷つけてしまう原因につながります。

隙間が広がってしまうと、逆に汚れが残りやすくなってしまい虫歯や歯周病のリスクを高めてしまいます。

お子さんの隙間掃除は、ほとんどの場合「デンタルフロス」です

お子さんの歯と歯の間の清掃は、ほとんどがデンタルフロスを活用することになるでしょう。中には矯正治療中などで、歯と歯の間が開いている場合は使用したほうがよい隙間の場合もあります。

ドラッグストア等で市販品も購入できますが、初めて使用する場合には歯科医院で適切なサイズを確認してもらうことをおすすめします。

  • 記事を書いたライター
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江頭 小百合(歯科衛生士)

3姉妹の母、歯科衛生士ライターとして活躍中。小児歯科の現場や母親としての経験を活かし、お口の悩みやギモン、歯の健康に大切な情報をみなさんに楽しく・解りやすくお伝えしてもらっています。「418PROJECT」、歯科衛生士スタディグループ「Hygeia(ヒュギエイア)」在籍。

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