こんにちは!10月に入り、ようやく涼しくなってきましたね。
秋の夜長には子どもたちと絵本を読みたくなる3児の母でもある歯科衛生士monです。
みなさんは、子ども向けの歯科絵本を読んだことがありますか?
私は幼少期から絵本が大好きで、歯科衛生士としてお子さんの啓蒙活動としても歯科絵本を活用することがあります!
そこで今回は、母として、歯科衛生士としてオススメの歯科絵本をいくつかご紹介します♪
0歳からの「ながら」歯育! 『はみがきあそび』
内容紹介
読者からのリクエストが一番多かった歯みがきをしかけ絵本にしました。遊びながら歯みがきの習慣が身につきます。
受賞歴:全国学校図書館協議会・選定図書(1998)
「対象年齢0歳児から」の知育絵本としておすすめされている絵本です。
「食べた後は歯を磨こうね」と口で言うよりも、絵本で遊びながら楽しく歯磨きを学べます。
子どもはしかけ絵本が大好き。文字が読めない年齢から楽しめて、自然に健口の大切さが身についていくのではないでしょうか。
タイトル | はみがきあそび |
作者 | きむら ゆういち |
出版社 | 偕成社 |
定価 | 700円+税 |
乳幼児期の歯磨き嫌いなお子さんへ 『ノンタンはみがきはーみー』
内容紹介
「ノンタンが、イイイのイーして、はみがきはーみー、しゅこしゅこ しゅっしゅ。」うさぎさん、たぬきさん、ぶたさん、くまさん、みんないっしょに、はみがきはーみー。みんなのは、ぴっかぴっか。
タイトル | ノンタン はみがきはーみー |
作者 | キヨノ サチコ |
出版社 | 偕成社 |
定価 | 600円+税 |
歯医者さんって面白い!と思わせてくれる『わにさんどきっ はいしゃさんどきっ』
内容紹介
虫歯が痛いわにさんと治療をする歯医者さん。同じ場面で同じ言葉を言います。それぞれの心理の違いを絵で表現したゆかいな絵本
絵本作家として有名な五味太郎さんの著書『わにさんどきっ はいしゃさんどきっ』は、1984年に出版されて以来、40年もの長い間、子どもたちに愛されている絵本です。
クスッと笑える要素があるストーリーが、他の歯科絵本とは一味違う魅力の作品となっています。
お互いが「こわいなぁ〜」と思っているシーンは、大人でも「ぷぷっ」と思わず笑ってしまう一コマ。意味を理解できるお子さんとは、親子で一緒に楽しみつつ読むことができます。
この絵本の一番のポイントは「同じ場面で同じ言葉が両方の口をついて出る」ところなのですが、その「違い」が絵で語られる場面が愉快に描かれているところ。
歯医者さんにも怖いものがある
恐いものナシのように思える動物でも恐いものがある
ということから歯医者さんを身近に感じることができるようになって欲しい。そんな1冊ですね🎵
タイトル | わにさんどきっ はいしゃさんどきっ |
作者 | 五味 太郎 |
出版社 | 偕成社 |
定価 | 1,000円+税 |
歯の大切さと守り方を楽しく伝える 『はははのはなし』
歯が痛くなると、大人だって泣いてしまいます。そんなに痛いなら、いっそ歯なんかなければいい?いえいえ、歯がなければごちそうだって食べられません。歯がごちそうをかみきり、すりつぶして、体の中に送ることで、栄養がとれるのです。じゃあどうして虫歯になるのでしょう。虫歯にならないためにはどうしたらいいのでしょう。歯の役割、虫歯になるメカニズムや歯みがきの大切さを、子どもたちにわかりやすく伝えます。
子どもたちにもわかりやすく、虫歯になるプロセスが描かれています。
子ども向けの絵本で甘いものが虫歯になることは描かれていても、「酸」のことまで扱っているものはなかなかありません。
しかも52年も前の絵本にこの情報を盛り込んでいるところは、歯科衛生士の私もびっくりです!
私は子どもの頃、リアル過ぎて、この絵本が実は苦手でした…。
それくらいインパクトのある絵本です。
理解力がついてくる5歳頃〜小学校低学年の時期におすすめの1冊です!
タイトル | はははのはなし |
作者 | 加古 里子(かこさとし) |
出版社 | 福音館書店 |
定価 | 900円+税 |
「歯は生え変わる」ということを教えてくれる本 『歯がぬけた』
歯がぬける、歯が生え変わるということをテーマに描いた絵本。
ごはんを食べていたら歯がぬけた。前からぐらぐらしていたんだけど、ついにぬけた! 歯が抜けたところにコーンを挟んでみたり、ストローを入れてジュースを飲んだりしてみた。ところで、この歯どうしようかな? お母さんが小さい時は、歯が抜けたら下の歯は屋根の上に、上の歯はえんの下に捨ててたんだって。外国では、ぬけた歯をまくらもとに置いておくと、朝起きた時、妖精がコインにかえてくれてるんだってさ。
家庭訪問に来た先生にも抜けた歯を見せてあげた。「おもしろいコレクションだね」だって。そこで、ぼくはいいことを思いついた! 自分の歯をとっておいて、おじいさんになったとき、この歯で入れ歯をつくるっていうんだけど、どうかなぁ。このアイディア。
リズミカルな文章とデフォルメのされた絵で、歯にまつわるエピソードをユニークに描いた一冊。歯の大切さも学べます。
歯の生え変わりについて、楽しく学べる絵本です。
虫歯予防の絵本が多い中、「歯は抜けて生え変わる」ということを教えてくれる絵本はなかなかありません!
歯が抜けた喜びや、歯が抜けたあとどうするか?など、おもしろいお話がたくさん盛り込まれています。
下の前歯がグラグラしてくる頃のお子さんにぴったりです🎵
タイトル | 歯がぬけた |
作者 |
中川ひろたか 作 大島妙子 絵 |
出版社 | PHP研究所 |
定価 | 1,300円+税 |
まとめ
いかがでしたか?
どれも楽しく読めて、「歯」や「虫歯予防」について身近に感じられるようになる作品ばかりだと思います。
- 虫歯=嫌なもの、痛い
- 歯医者さん=怖い、行きたくない
- 歯磨き=めんどくさい
「負の要素」を持ちやすいお子さんが、絵本という身近なツールから自然に
歯を大切にする
自分の身体について知る
ことができれば、健康意識の高い大人になることができると考えます。
歯みがきの大切さを言葉で伝えていくのは、少し難しく感じる年齢のお子さんも、絵本や遊びを通して楽しみながら伝えていけば、きっと「歯みがきしよう!」「虫歯になったら大変!」と分かってくれるはずです。
ぜひ、本屋さんで探してみてくださいね。