虫歯が「痛い」と感じているという事は、虫歯が進行して深くなっている証拠です。
できれば痛くなる前に虫歯を発見し、まだ虫歯が小さい「初期」の段階で気付いて対処することが理想ですよね。
痛くなる前の小さな虫歯、自分で見つけることってできるのでしょうか?
痛くなる前に虫歯を発見することはできますか?
痛くなる前の「初期虫歯」を見つけるポイントはいくつかあります。初期虫歯に気付くためのポイントをいくつかご紹介しましょう。
歯の一部が白くにごっている
歯の表面は「エナメル質」という硬くて透明感とツヤのある層でおおわれています。
虫歯になるとまずこの層が溶け始めて、虫歯の部分だけが白くにごった色に変わります。◯奥歯の溝が茶色く着色している奥歯のかみ合わせに走っている溝は深く、歯ブラシの毛先が届きにくい部分です。そこに虫歯ができても最初はなかなか気づくことができません。
最初は白くにごって目立ちませんが、少し進行すると飲食物などの色素を摂り込んで茶色く色が付いてくることもあります。
デンタルフロス(糸ようじ)が引っかかる
歯と歯の間にできた虫歯は肉眼では見えないため、隠れて進行してしまいやすい特徴があります
。歯磨きの時にデンタルフロスも使っていれば、歯と歯の間に通した時に虫歯がある場合引っかかるため気づくサインになります。
「歯がしみる」のは虫歯ですか?
痛くないけど、ふとした時に歯がしみること、ありますよね。これは虫歯のサインになるのでしょうか。
虫歯のサインの場合もあります!
虫歯が進行し歯の内部にある神経に近くなってくると、冷たい水や熱いお湯などの刺激が神経に届きやすくなり、しみることがあります。
ですから、表面から見た目には虫歯ができていることに気付かなくても、歯がしみることがあれば虫歯が隠れて進行しているかもしれないというサインにもなります。
でも…歯がしみたら必ず「虫歯」というわけではないんです
「知覚過敏症(ちかくかびんしょう)」という状態になると、水やお湯がしみるという症状があります。歯自体は虫歯も無く健康なのに、歯がしみてしまうこともあるのです。
とはいえ、もしも水やお湯で歯がしみることがあるとすれば、歯の神経に刺激が届きやすい何かがあるということは明確なので、早めに歯科医院を受診することをおすすめします。
大きな虫歯にしないために定期検診を受けましょう!
虫歯チェックは色の変化や歯磨き中に気付くポイントに注意して、気になる場合は早めに歯科医院へご相談ください。一番良いのは、3~4カ月に1回定期検診を受けてしっかりチェックしてもらうこと。そうすればもし虫歯が見つかっても、痛くなる前に虫歯を処置することができますよ。