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お口の健康コラム

間食タイムの見直しをしよう!年齢別おすすめスナックと虫歯を防ぐタイミング

「おやつ=虫歯の原因」というイメージありませんか?「甘いものはダメ」「おやつは控えめに」 そう思っていても、完全におやつを無くすのは現実的ではありません。
実は、おやつは

  • 成長に必要な栄養を補う
  • 心を満たす
  • 生活リズムを整える

という大切な役割も持っています。
問題なのはおやつの内容そのものよりも、“選び方”と“タイミング”です。

この記事では、年齢ごとに変わる栄養と虫歯リスクや市販スナックの上手な選び方。今日からできる「おやつタイムのルール」など、家庭で実践しやすい形でご紹介します。

虫歯の原因は「甘いもの」そのものではなく、お口の中に糖がある時間の長さです。

食べ物や飲み物に含まれる糖分をエサにして、虫歯菌は酸をつくります。そのため、食べたり飲んだりすると、お口の中は一時的に酸性に傾き、歯が溶けやすい状態になります。これを「脱灰(だっかい)」といいます。

本来であれば、唾液の力によってお口の中は少しずつ中性に戻り、溶けかけた歯の表面は修復されていきます。これが「再石灰化(さいせっかいか)」です。唾液には、歯を守るミネラルを補給し、酸を洗い流す大切な役割があります。

しかし、

  • ダラダラと長時間食べ続ける
  • 間食の回数が多い

といった状態が続くと、お口の中が酸性のままの時間が長くなり、再石灰化が追いつきません。
その結果、歯が修復される前に溶ける状態が続き、虫歯になりやすい環境ができてしまうのです。

 

【年齢別】おすすめスナックの選び方

0〜2歳(乳幼児期)

この時期はおやつ=楽しみ」というよりも、「おやつ=栄養補給」という意味合いがとても強い時期です。
まだ一度に食べられる食事量が少なく、消化機能も発達途中のため、1日3回の食事だけではエネルギーや栄養が不足しがちになります。その不足分を補う役割として、おやつが大切になります。
また、歯が生え始めたばかりで、噛む力や飲み込む力も練習中の段階です。甘いお菓子に慣れてしまうと、その後の食事や味覚の発達に影響することもあるため、素材の味を大切にしたおやつ選びがポイントになります。

おすすめ

  • 蒸したさつまいも・かぼちゃ
  • 小さく切った果物
  • 無糖ヨーグルト

ポイント

  • 甘い飲み物はできるだけ避けましょう
  • 食べた後はお茶や水でお口をさっぱり流しましょう

3〜5歳(幼児期)

この時期は、乳歯が生えそろい、噛む力や食べる意欲がぐんと育つ時期です。同時に、自分の「好き・嫌い」がはっきりしてきて、甘いものを好む傾向も強くなります。
おやつは引き続き栄養補給の役割を持ちますが、「楽しみ」としての意味合いも少しずつ加わってきます。そのため、甘いお菓子ばかりにならないよう、食事の延長としてのおやつを意識することが大切です。
また、この時期は自分で歯みがきを始めるタイミングでもあります。まだ仕上げみがきが必要なため、おやつの内容と時間を整えることが虫歯予防の第一歩になります。

おすすめ

  • おにぎり・サンドイッチなどの軽食系
  • チーズ・いりこなど「カルシウム」系
  • バナナ・ほし芋など「かじりとる」系

ポイント

  • 時間を決めて食べる習慣をつけましょう
  • 食べ終わったら歯みがき、またはうがいを習慣にしましょう

小学生

小学生になると、学校生活や習い事、外遊びなどで活動量が増え、間食の機会も自然と多くなります。友達と一緒におやつを食べる機会が増えることで、内容や回数が乱れやすい時期でもあります。
この年代では、おやつは「エネルギー補給」と「気分転換」の役割を持ちます。一方で、自己管理がまだ難しく、甘いお菓子やジュースを選びがちになるため、家庭でのルール作りが虫歯予防のカギになります。
永久歯が生え始める時期でもあり、生えたばかりの歯は虫歯になりやすい状態です。おやつの選び方と食べ方が、その後の歯の健康にも大きく影響することがあるので注意が必要です。

おすすめ

  • おせんべい(砂糖が少ないもの)
  • ゆで卵
  • 野菜スティック

ポイント

  • ジュースやスポーツドリンクは特別なときだけ
  • 「食べたら歯みがき」の流れを定着させる

中学生以上・大人

この年代になると、間食は空腹を満たすだけでなく、リフレッシュやストレス解消の目的で取られることが多くなります。勉強や仕事の合間に、無意識に甘いものや飲み物を口にしている方も少なくありません。
特に注意したいのが、甘い飲み物やコーヒー・紅茶などの「ちびちび飲み」です。少量でも長時間続くことで、お口の中が常に酸性になり、虫歯や歯周病のリスクが高まります。
自分で選択できる年代だからこそ、量よりも回数・時間を意識した間食が、歯の健康を守るポイントになります。

おすすめ

  • ナッツ類
  • ハイカカオチョコレート(少量)
  • チーズ・ヨーグルト

ポイント

  • コーヒーや甘い飲み物の“ちびちび飲み”に注意
  • ガムを噛むならキシリトール入りを選ぶ
  •  

虫歯を防ぐ!間食のベストタイミング

間食は、だらだら食べるより「まとめて」食べることが基本です。
少しずつ何度も食べたり、長時間にわたっておやつを口にしていると、そのたびにお口の中は酸性に傾き、歯が溶けやすい状態が続いてしまいます。一方で、時間を決めてまとめて食べることで、唾液の働きによる再石灰化の時間をしっかり確保することができます。

おすすめのタイミング

  • 幼児は食事と食事の間に1回
  • 小学生〜大人はできれば食後にまとめる

幼児のおやつは「捕食」の意味が大きいため、食事と食事の間に1回ずつ入れて良いでしょう。
小学生以降は捕食というよりも「気分転換」や「ストレス解消」の意味合いがあるため、食事の合間に何度も摂るのはお勧めしません。食後のおやつ(デザート)であれば、すでにお口の中が酸性に傾いているため、間食による影響を最小限にできます。

今日からできる!間食ルール3つ

  1. 時間を決めて食べる
  2. 甘いものは量より回数を意識
  3. 食べた後は歯みがき or うがい

この3つを意識するだけでも、虫歯リスクはぐっと下がります。

まとめ

間食は「悪者」ではありません。 大切なのは、年齢に合った内容を選ぶこと、食べるタイミングを整えること、食後のケアを忘れないこと。
毎日のちょっとした工夫で、歯は一生の健康を支えてくれます。 ぜひ、今日のおやつタイムから見直してみてくださいね😊

  • 記事を書いたライター
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江頭 小百合(歯科衛生士)

3姉妹の母、歯科衛生士ライターとして活躍中。小児歯科の現場や母親としての経験を活かし、お口の悩みやギモン、歯の健康に大切な情報をみなさんに楽しく・解りやすくお伝えしてもらっています。「418PROJECT」、歯科衛生士スタディグループ「Hygeia(ヒュギエイア)」在籍。

  1. 間食タイムの見直しをしよう!年齢別おすすめスナックと虫歯を防ぐタイミング

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