お口の健康コラム

デンタルフロスを使うと 歯ブラシだけよりも歯垢除去効率が確実にアップします!

みなさんはデンタルフロスを使っていますか?

歯と歯の間に食べ物が詰まった時だけ使う道具ではなく、歯磨きのたびに使ってもいいくらい万能な清掃補助具のひとつなんです!

デンタルフロスを使って、虫歯予防効果UPにつなげてみませんか?

デンタルフロスを使うと歯垢除去率が25%もアップします!

歯ブラシで歯みがきする場合、毛先が当たるのは歯の表面がほとんどです。

歯と歯が接している部分や凸凹していて毛先が届きにくい部分などは、汚れの磨き残しが起こりやすく、虫歯になりやすい場所のひとつでもあります。

歯と歯の接面にフロスを通すと、歯ブラシで磨いただけでは60%だった歯垢除去効率が80%以上に上がるというデータもあり、それだけ虫歯予防効果もアップするというわけです。

特に、奥歯の歯と歯の間に効果的なんです♪

奥歯は前歯に比べて接面が広く、奥の方であるため磨きにくい場所です。そのせいもあって虫歯や歯周病になりやすいため、普段の歯磨きにフロスも併用するのがおすすめです。

奥歯の隠れ虫歯を発見することもできます!!

また、歯と歯の間にできてしまった「隠れ虫歯」が、フロスを通した時に引っかかるため発見されることもあります。

目視で確認するのが難しく見えない部分でいつの間にか進行してしまう虫歯ですが、日常的にフロスを取り入れた清掃をしていると虫歯が早期のうちに気付くきっかけにもなり得るのです。

正しい使用方法を歯科医院で習いましょう

ただし使い方を誤ると歯茎を傷つけてしまう原因にもなりますので、正しい使用方法を身につけてからホームケアに取り入れていただきたいと思います。

正しいデンタルフロスの使い方

ロールタイプのものは、使いやすい長さにカットします。 両手の親指に端と端を巻き付けて、人差し指で挟んで持つと操作しやすくなりますよ。 ホルダーに糸がついた形状のものは、ハンドル部分を持ってそのまま歯と歯の間に入れます。

操作する時の注意

糸を力まかせに歯と歯の間を通してしまうと、歯茎を傷つけてしまうこともあります。糸はのこぎりの引く要領で、少しずつ歯と歯の間を滑らせます。

歯と歯の間は1箇所でも、歯の面は2面あるので、手前と奥の面に沿って同じ場所に2回通しましょう。

使い方は、かかりつけ歯科の歯科衛生士にお尋ねください!

デンタルフロスはとても効果的な清掃補助具ですが、慣れないと操作が難しく感じるかもしれません。使い方を指導してくれたり、上手に使えているかチェックしてもらえるような、相談のできるかかりつけ歯科医院があると心強いですね。

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418 編集部
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