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お口の健康コラム

シーラントしていても必ず虫歯にならないというわけではありません

効果は高くなりますが、他の部分は虫歯になる可能性がありますよね。シーラントをしているからといって油断は禁物。日常の歯磨きも正しい方法でしっかりおこなえば、高い予防効果が期待できます。

シーラントしているからといって歯磨きをおろそかにしてしまっては危険です

虫歯予防効果は100%ではありませんし、歯と歯の間や歯と歯ぐきの境目は、フッ素を塗っていても食べかすや歯垢(プラーク)が残りやすく、効果が追い付かない場合も考えられます。

虫歯の進行を食い止めることができなくなり、歯の脱灰(虫歯の出す酸で歯が溶けること)が繰り返されると、治療を必要とする「虫歯」となってしまいます。

まず虫歯予防の基本は「毎日の歯磨き」を基本にし、さらにシーラントやフッ素の補助効果で予防効果を高めると考えましょう。

シーラントは一度処置すれば大丈夫?

完全に大丈夫とはいえません。中にはシーラントが外れてしまうこともあるため、定期的に歯科医院でチェックしてもらいましょう。

どんなことで外れてしまうの?

シーラントは処置の際に特殊な光で硬化させるため、歯の質と接着して歯磨きや通常の食事で剥がれるようなことはありません。

ただ、アメやガム、ソフトタイプのキャンディ、キャラメルなどのくっつきやすいお菓子を好んでよく食べていたりすると一部剥がれてしまうことがあります。

また、施術中に何らかの原因でお薬の中に気泡が入り、その部分から欠けてしまうということもまれにあります。

予防しているからと安心しすぎもNG!

シーラントが外れてしまっていることに気付かないままでいると、外れた部分に段差ができて汚れが溜まりやすくなります。これが原因で虫歯なってしまうかも知れません。

「シーラントしているから安心」と検診を怠らずに、定期的にチェックしてもらいましょう。そうすればもし外れてしまっていたとしても、早期に修正(お薬を追加処置)することができたり、もしも虫歯が始まっていても最小限で食い止めることができます。

フッ素塗布も併用するとさらに効果が上がります!

シーラントで溝を保護し、フッ素を併用して歯本来の性質を強くする。フッ素塗布も併用することで初期虫歯の進行を食い止め、「再石灰化作用」によって修復効果を期待するという予防法もあります。この2つはどちらか片方だけでなく、併用することでより虫歯予防効果が上がるでしょう。

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418 編集部

専門家によるお口の子育て情報配信、コラムやQ&Aで“健口”知識をわかりやすくお伝えします! 418プロジェクトは、健康と笑顔あふれる社会を目指し、虫歯予防・健康・発育・食育を楽しく学ぶプロジェクトです。一緒に虫歯ゼロ活動に取り組みましょう☆

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